今年度の第2回研修会を平成29年9月9日に開催し、37人が参加しました。
今回の研修会の企画および運営は、法令委員会が担当しました。内容は「地域で支えあう権利擁護について~成年後見制度をとおして~」をテーマに、日本精神保健福祉士協会認定成年後見人ネットワーク「クローバー」運営委員長・昭和大学附属烏山病院精神保健福祉室長の長谷川千種氏による講演と「成年後見制度に関わるPSW」と題したシンポジウムおよびグループワークという構成でした。
研修会後には懇親会も開催しました。講師の長谷川氏やシンポジストを囲み、和やかに情報交換を行いました。
成年後見制度に精神保健福祉士が関わることについての意義を考えながら、会員同士が意見交換をすることで、理解を深めることができました。
~参加者の感想より~
・実際に成年後見制度に関わっておられるPSWの熱いお話を聞き、刺激を受けました。
PSWが成年後見制度に携わる意義として、ソーシャルワーカーの強みを生かすことができること、また、ソーシャルワークのスキルを伸ばすことにも繋がることだと感じました。自己決定や関係性を重視するPSWだからこそできる支援があると思います。
今回の研修会では、成年後見制度について改めて学ぶとともに、日々の自分の業務や患者様やご家族様への支援に対する姿勢を見直す機会となりました。
・成年後見制度の説明と、クローバーの受任状況の説明を受けました。近年、障がい者の方を支援する中で、成年後見制度を使う方が増えています。しかし、受任できる方が少ないのが、現状です。業務との調整や職場の理解がないと、成年後見人として活動したくても出来ないとの話を伺いました。今後も勉強を深めていきながら、いつか成年後見人として関わっていきたいと思いました。